和水蔵
今月の初め、村上に行った時のこと。
滞在時間がそれほどとれなかったので、観光は場所を限定して。
特に前回行っていないところから見ることにした。
となると、最初は酒関係になる。
大洋酒造株式会社の和水蔵(なごみぐら)。
事前に予約しておくと、昔酒造りをしていた蔵の中を見ることができるそうだが、今回は資料館兼試飲販売施設となっている和水蔵のみ見学。
大洋盛は時々試飲販売で大阪の百貨店に来るので、何度か飲んだことがあった。
でも色々な酒、特に他県では売られない酒となるとやはり蔵で試飲させてもらうのが一番である。
最初は団体さんがいてにぎやかだったが、その後は少し蔵の人と話をすることができた。
やっぱり思ったのは、酒の美味しいところはそこで働く人、酒を造る人から販売する人まで、皆酒への愛情を持っているということだ。
当たり前のことかもしれないが、必ずしもすべての蔵がそうではなく、中には自分の蔵の酒を委託販売しているかの如く他人事のように話したり(つまり説明もできない)、売ったりするところも私がこれまで行った蔵の中にはあった。
話は少し逸れたが、この「大洋盛」、大吟醸から純米吟醸、本醸造生酒まで数種類飲ませて頂いた。
大吟醸、純米大吟醸ともなると、お値段もさすがなものだが、そんな酒も試飲させて頂いた。
越淡麗など地元でとれる米を使って醸した酒は、いわゆる新潟の「端麗辛口」という一括りの表現の域を超え、淡麗さの中にも米の旨み、香りが程よく伝わってくるきれいな酒ばかりである。
次来るときは、予約をして昔の蔵の見学もしたいものだ。
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