【2015年北ア登山3-1】小池新道経由で双六小屋へ

みすずかる.

2015年09月27日 17:30

お待たせしました!
秋も深まりつつある中、遅ればせながら夏登山記を始めたいと思います。


<登山メモ>
【日程】
2015年8月8日(土)~12日(水)
【登山行程】
8/8(土)
新穂高温泉(9:18)~わさび平小屋(10:24)~小池新道登山口(10:40)~秩父沢(11:19)~
鏡平山荘(13:00/10)~弓折岳分岐(13:50)~双六小屋(14:46)

8/9(日)
双六小屋(7:22)~双六岳山頂(8:15/45)~三俣蓮華岳山頂(9:43/9:55)~
三俣山荘(10:40/11:40)~黒部源流碑(12:08)~岩苔乗越(13:32)~
祖父岳(14:11)~雲ノ平山荘(15:00頃)

8/10(月)
雲ノ平山荘周辺散策
雲ノ平山荘~雲ノ平キャンプ場(水場)~黒部源流碑~三俣山荘付近~(巻道経由)~双六小屋

8/11(火)
双六小屋(7:03)~樅沢岳(7:30)~左俣乗越(8:33)~千丈乗越(9:25/36)~
槍ヶ岳山荘付近(10:18)~槍ヶ岳山頂(10:40/56)~槍ヶ岳山荘(11:17/48)~
大喰岳(12:12)~中岳(12:49)~南岳(14:03)~
南岳小屋(14:11)

8/12(水)
南岳小屋(6:11)~(大キレット経由)~長谷川ピーク(7:27)~北穂高小屋(8:56/9:39)~
奥穂方面分岐(9:49)~涸沢小屋(11:22/11:41)~本谷橋(12:45)~
横尾山荘(13:32/49)~徳澤(14:33)~明神(15:11)~河童橋(15:44)~上高地アルペンホテル


【その他】
・山小屋4泊
・基本方針は「ガツガツしない」とし、その傾向は3日目に顕著に現れた!?
・天気はまずまず
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昨年は8月になっても天気が安定せず、結局複数泊でゆっくりとした登山ができたのは秋の1回のみだった。加えて紅葉の一番いい時期は天気が良かったにも関わらず、行くことができない事情があり断念せざるを得なかった。

そんなストレスの昨年から一転、2015年は7月中に2回もアルプス登山を行うことができ、盆休みの本登山に向けての実地調整は十分である。

今年の盆休み登山は前半はのんびり山歩き、後半は岩場の急峻な箇所もルートに組み込んだコースとしてみた。そして、上にも書いたが基本方針は「ガツガツしない」とした。
今年は職場の休みが9連休であり、日程的には十分余裕がある。欲張って先を急ぐと景色を楽しめないばかりか、7月の時のように怪我をしないとも限らない。
そんなわけで今年は一日のスケジュールにも例年より余裕を持たせてみたのだ。

さて、前置きはこのくらいにして、登山記に入りたい。

8月8日土曜日、高山濃飛バスセンターの始発便で新穂高温泉まで向かう。
いつも思うことだが、登山シーズンくらいは始発の時刻をあと30分でも早めるダイヤにしてもらいたいものだ。
7時発で8時半過ぎに新穂高温泉に到着。それから登山届を出したり、準備運動をしていたら歩き初めが9時になってしまう。



ところで、ここで予想外の無駄時間を費やすこととなった。
散々荷物を探したが、持ってきたはずの音楽プレーヤーがないのだ。

稜線に出るまで、登山初日は高度をかせがねばならず、いくら登山が好きでも心が折れそうになる。
辛さを紛らせるのに音楽プレーヤーを使っていたのだがそれがない。ホテルを出るとき置いてきたのだろう。

まぁ仕方ない。
気を取り直して歩き始める。新穂高温泉からの登山道は槍ヶ岳方面もそうであるが、この双六岳方面もアプローチが長い。小池新道まで1時間半近く歩くことになるがこれはこれでいいウォーミングアップだ。

途中笠新道の分岐にある水場で十分に水を汲み、これで準備は整った。
冷やした野菜やそうめんの幟が誘惑するわさび平小屋には目もくれず、ただ前進あるのみ。


いよいよ小池新道の始まりだ。


よく整備されていて歩きやすい登山道だがやっぱり登りが連続すると歩いていて暑い、暑い。
涼しげな秩父沢で心地よい風に当たり体を冷やす。


時折休んだりもしつつ確実に高度を上げていく。
歩行ペースとしては実に順調、13時前には鏡池を通過。

ここに来るのももう3,4回にはなるが、やっぱり相性がよくないようで池に映る槍穂連峰の絵はまたもお目にかかれなかった。う~む残念。


かくして鏡池山荘に到着。10分ほど休憩である。


双六小屋までもうひと頑張り。ここまでくればもう急な登りもない。



稜線に出ると気持ちは高まり、足どりも軽くなるから不思議なもの。
双六小屋には14時46分に到着した。


これまで泊まった山小屋で一番落ち着ける小屋。
この小屋についてはまた「勝手に山小屋評価」で書くことにしたい。

初日はこれにて終了。
翌日は雲ノ平を目指して行くこととなる。

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