【2015年北ア登山3-3】稜線をゆく~双六岳から三俣蓮華岳へ~

みすずかる.

2015年09月29日 23:02

三俣蓮華岳、この山に惹かれるようになったのは、その名前の響きのよさと相まって、その穏やかな山容からである。

写真は以前槍ヶ岳の頂から撮ったものだが、双六岳から丸山を挟み三俣蓮華岳へと続くその山容の美しさに魅せられてしまった。


双六岳の頂上でまず景色を心ゆくまで楽しむ。
嗚呼、アルプスに来たんだな~と実感。
笠ヶ岳、焼岳、乗鞍岳、御岳 ほかくっきりと見える。


こちらも遮るものはなく遠く鷲羽岳から水晶岳、ワリモ岳、野口五郎岳や立山方面までよく見えた。


展望を楽しんだところで携帯電話を取り出し、前々日に泊まったホテルに電話。
音楽プレーヤーはやはり部屋に忘れていたそうだ。良かったというかなんというか。でもこれで下山してから帰りのルートを高山経由にすることになってしまった。面倒なことだ。

双六岳を出て三俣蓮華岳までは登ったり下りたり。
でもさほど急な道ではなく、景色や足元の高山植物を見ながらの稜線歩きは楽しい。


今年は結構雪の残りも多いようでそれがまた美しい。


三俣蓮華岳山頂に到着。
この頂に立つのは三年連続になる。それだけこの山が好きということか。

ところで「三県に跨る山」、それを記した立て看板が今年はなくなっていた。一体どうしたのだろう。


正面にはどっしりと構える鷲羽岳。この時点ではまだ登ろうか迷っていた。
二年連続で登っているとはいえ、登らないのはもったいないとも思うのであった。


こちらはカールが印象的な黒部五郎岳と薬師岳。


去年も一昨年も写真を撮りまくったはずなのに、またも山頂でシャッターを押しまくった。
最近表銀座より裏銀座の方が好きなのはこういう眺めがあってのことだと思う。様々な様相の山々、表銀座のコースからではここまでは楽しめない。

山頂から三俣山荘まではゆっくり歩いても40分ほど。




二つのピークを踏み、少し空腹を感じたので後半戦に備え小屋の喫茶で休んでいくことにした。
まっ、ここは高いんだけども…。


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